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SONY WF-1000XM3のレビュー 音に浸りたい方におすすめ

WF-1000MX3

発売から時間がたった今もなお高い人気を誇るフルワイヤレスイヤホンの定番モデル「WF-1000XM3」。ノイズキャンセリング機能、ハイレゾ相当の音を楽しめる「DSEE HX」などを搭載した高機能のイヤホンです。
今回は、実際に購入をしたので、使用感についてレビューします。

1.WF-1000XM3のスペック

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【イヤホン】

ドライバーユニット:6mm ドーム型
形状:カナル型
イヤホンの重さ(片耳):約8.5g
充電時間:約1.5時間
連続再生時間:NC有り 最大6時間 / NC無し 最大8時間
マイク:○
通信方式:Bluetooth 5.0
対応コーデック:SBC、AAC
音声アシスト:Googleアシスタント、Alexa、siri
片耳での使用:どちらでも利用可能
イコライザー:○

【充電ケース】
バッテリー容量:最大18時間(約3回分)
充電端子:USB-C
NFC:○
ワイヤレス充電:×

 

2.WF-1000XM3の特徴

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音質

音質は、音の輪郭がはっきりしており立体感があります。低音域がしっかり出ていて重厚感のある音が楽しめます。専用アプリで「DSEE HX」を有効にすると、ハイレゾ音源相当にアップスケーリングされ音の奥行きが増します。

アプリで設定できるイコライザーは全部で12種類あり、高音域の強調や低音域の強調、ボーカル重視など好みに合わせて調節できます。カスタマイズできるものも用意されているので、こだわりのイコライザーを作成できます。

  

ノイズキャンセリング機能

WF-1000MX3のノイズキャンセリング機能は、周囲の雑音を高精度に取り除いてくれます。余計な雑音が聞こえにくくなるので、純粋に音を楽しみたい方におすすめです。

ノイスキャンセルをONにすると、エアコンの運転音や蛇口から流れる水などの音は大きく減ります。音楽や動画を再生するとほぼ聞こえない程度まで騒音が減りました。テレビから聞こえる人物の声は微かに聞こえる程度まで減ります。

デフォルトの設定では、左耳用のイヤホンをタップし続ける間は外音を聞き取りやすくなる「クイックアテンションモード」で、電車やバスのアナウンスを聞き取ることができます。

周囲の音を取り込めるアンビエントモードは、アプリ上で聞き取りやすさを調整可能。20段階の聞き取りレベルと風切り音だけを減らすモードを選ぶことができます。

 

イヤーチップ

カナル型イヤホンを使う上で気になるのが、イヤーチップの大きさや素材です。本製品には、2種類の素材のイヤーチップが標準で付属しています。柔軟性があり長時間装着しても快適な「トリプルコンフォートイヤーピース」を3サイズとフィット感が高い「ハイブリットイヤーピースロング」を4サイズから好みのものを選んで使いましょう。

コンプライをはじめとするイヤーチップメーカーのものを別途購入して装着する場合は、ケースに入れて充電ができなくなる場合があるので注意しましょう。

 

装着感

装着感は、イヤーピースの種類によって大きく異なります。ハイブリッドイヤーピースロングはイヤーピースが長い分、耳の穴の中に入りこむので安定感が高い印象。通勤や通学などによる外出中にイヤホンを使いたい方におすすめです。トリプルコンフォートイヤーピースは、柔らかな素材で軽いつけ心地が得られます。イヤーピースが短く不安定になりやすいので自宅や室内など、万が一イヤホンが落下しても安全な場所での使用におすすめです。

 

接続の快適さ

本製品とスマホの接続は快適ではありません。一度接続特されればあまり気になりませんが、接続されるまでの時間が長く、ケースから取り出してスマホに認識されるまで約10秒の時間がかかります。そのため、接続されていない状態で音楽を再生してしまうといった事故が起きやすいと感じます。電車やバスなどの公共交通機関を利用中は、接続を確認した上で再生ボタンを押しましょう。

接続中の通信の乱れは少なく、通信が途切れるのは稀にある印象です。個人的には許容できる範囲内と考えます。

 

3.専用アプリ「Headphones」

SONY純正アプリの「Headphones」は、外音取り込みモードの微調整やイコライザーなどイヤホンの機能や音質の調整ができます。各項目を調整することで細かなカスタマイズが可能。イヤホンとケースのバッテリー残量もアプリ上で確認ができます。

 

○設定できる項目

アダプティブサウンドコントロール:位置情報や動きを検出して「外音取り込み」を自動調整する機能のオンオフを選択できます。

外音コントロール:ノイズキャンセルのオンオフや、外音取り込みモード時にどれだけの音を聞き取れるようにするか調整ができます。

イコライザー:プリセットが10種類、カスタマイズ用が2種類用意されています。

音質モード:音質優先と接続優先モードの切り替えが可能です。

DSEE HX:オートとオフの設定ができます。高音質にしたい方はオンにしましょう。

タッチセンサーの機能:イヤホンのタッチ操作をした時の機能を調節できます。項目は「外音コントロール」「再生コントロール」「音量コントロール」「音声アシスタント機能(Googleアシスタント、Alexa)」「機能なし」です。

自動電源オフ:イヤホンを耳から外している状態が5分経過すると自動で電源を切る機能のオンオフが選べます。

通知音と音声ガイダンス:イヤホンから流れる操作音や通知オンのオンオフが設定できます。

 

4.感想

長年オーディオ機器の開発で培った技術やノウハウが結集されていると感じます。低音域の強さはさすがと言える音の響き。ロックやパンク、ヘビメタなどの音楽ジャンルは、力強いドラムやベース音を楽しめます。スマホアプリや動画も低音域がしっかり表現され、グッと音が引き締まった印象です。

 

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