【レビュー】Hohem iSteady X 軽量で低価格のコスパの高いスマホ用ジンバル
Hohem iSteady XはVlogや動画の撮影を手軽に楽しめるの「3軸スマホ用ジンバル」です。可動域の広いアームと手振れ補正でスッキリした映像を楽しめます。専用アプリを使用すると、さまざまな撮影モードを楽しむことができるので、こだわりの映像制作にもおすすめです。今回は、実際にHohem iSteady Xを購入したのでレビューします。
目次
- Hohem iSteady Xを購入した理由
- Hohem iSteady Xの特徴
- Hohem iSteady Xを使ってみた感想
- Hohem iSgeady Xの初期設定
- 専用アプリ「Hohem Pro」の撮影機能
- Hohem iSteady Xを購入するメリットとデメリット
Hohem iSteady Xを購入した理由
5分以上スマホを手持ちで動画撮影すると、腕や肘が痛くなり撮影を続けるのが難しくなります。幼稚園の行事や学校行事などで撮影する際は、1回の撮影時間が長くなることが多いです。
腕が辛くなるたびにスマホを持ち替えると、その瞬間に大きなブレが発生してしまいます。ジンバルであれば、持ち替えが容易無事に加えて、可動域が広い軸によって手振れを減らすことが可能。手持ち撮影やクロスバイクに取り付けて撮影を楽しめると考えて購入しています。最後の決め手になったのは価格です。
すでに販売されているスマホ用ジンバルの多くは1万円を超える商品が多く、なかなか購入する機会がありませんでした。Hohem iSteady Xは1万円以下の低価格で販売されていたため購入しています。
Hohem iSteady Xの特徴
重さHohem iSteady Xの重さは、259gと軽いのが特徴です。手持ち撮影をするにあたり、スマホと合わせて500g以下の組み合わせにしたいと考えていました。人気モデルの「DJI Osmo Mobile 3」は本体だけで約405gあり、撮影中に腕にかかる負荷が大きいことが容易に想像できます。
人気の高いiPhoneシリーズの重さは6.5インチのiPhone11 Proで約226g、5.8インチのiPhone11で約188gのため、Hohem iSteady Xとの組み合わせなら軽量で使いやすいのが特徴です。
大きさ
持ち運んで撮影することが多いジンバルなのでカバンに入るかどうかも大切なポイントです。本製品は折りたたむと縦179×横79×奥行39mmとコンパクトにまとまります。リュックサックを使用することが多いため、他の荷物を考慮するとちょうど良い大きさです。
使えるスマホ
Hohem iSteady Xで使用できるスマホは、幅約8cm以下、重さ280g以下のスマホが対応しています。この条件に当てはまらないスマホの方が少ないので、あまり機にする必要はありませんが、購入前に必ず確認することをおすすめします。
各部の可動域
ジンバルを使うにあたり、自由な角度で撮影するには各部の可動域がどれだけ広いかがポイントです。パン(左右)は320°、チルト(上下)は270°、ロール(回転)は320°可動します。
パノラマ撮影やタイムラプスなどこだわった撮影を考えている方は物足りないと感じる方もいるかもしれません。ちょっとした撮影を楽しみたい方や安さを優先したいのであれば快適に使用できます。
充電と使用時間
Hohem iSteady Xは1回のフル充電で最大約8時間の使用ができます。丸一日屋外で撮影する機会があっても、バッテリー切れを機にせず撮影を続けることができます。
充電用の端子は、USBのTYPE-C端子に対応。スマホやパソコンの充電ケーブルを使うことができるので、ごちゃごちゃしやすいケーブルを減らすことができます。
手ぶれ補正
手持ちや歩行中に発生するブレをしっかり抑えてくれるので映像が滑らかです。階段の上下移動でもブレが少なく滑らかです。iSteady 3.0アンチシェイクアルゴリズムシステムとDCブラシレスモーターによる高い安定性が特徴です。
操作性
撮影中のカメラの向きや角度は、グリップ部分にあるスティックを使用して調整が可能です。撮影ボタンやカメラのスマホの縦位置と横位置の切り替えなどが手元でできます。
本体の左側面には広角から望遠までの調節ができるズームレバーを配置。もう少し段差があり指にかかると使いやすいと思います。
Hohem iSteady Xを使ってみた感想
スマホを直接構えるよりも楽な姿勢でカメラを構えることができます。カメラの位置に対して腕の高さが低口なるので長時間の手持ち撮影も簡単です。
手が大きな方は、付属のミニ三脚を装着すると握りやすくすることが可能。脚を開けばタイムラプスやパノラマ撮影も楽しめます。シャッターボタンの機能はiPhoneの純正アプリで動作を確認できました。他のアプリについては動作するか試してみるしかないと思います。
Hohem iSgeady Xの初期設定
Hohem iSteady Xを使う際には最初にスマホと本製品のペアリングが必要です。ペアリングをする際は、専用アプリ「Hohem Pro」が必要なため、AppStoreまたはGoogle Play Storeからダウンロードしましょう。
また、通信はBluetoothを使用するためあらかじめスマホの通信機能をオンにしておくと設定がスムーズです。また、毎回使用する際にスマホとHohem iSteady Xの接続が行われます。本体の電源を入れる前にアプリを立ち上げておくのをおすすめします。
専用アプリ「Hohem Pro」の撮影機能
写真・動画シンプルな機能の静止画と動画の撮影ができます。ズーム機能やチルト機能を使って自由に撮影を楽しめます。他の撮影モードと同じようにフィルター機能を使うとビューティーモードや白黒などの撮影を楽しめます。
顔認識機能
人物の顔を認識して自動でピント調節ができます。動き回ることが多い子供でも顔を認識して追従してくれるので簡単です。ピントを合わせたい人物がいるときは、スマホの画面をタップするだけで簡単に切り替えができます。
タイムラプス
一定時間おきに撮影した映像をつなげて動画にする撮影機能です。シャッターの感覚は1/30秒間隔から10秒間隔までの13段階で設定可能。動画の長さは、30秒から60分の6段階とマニュアル操作を選べます。
Inception(回転撮影)
スマホを回転させながら撮影ができる機能です。回転する角度は180°か270°の2段階で設定が可能です。広角レンズで撮影するとアームが映像に映り込むことがありますが、世界が回転する映像を撮影できます。
ファンタスティックローテーション
音に合わせてスマホを左右に回転させながら撮影が楽しめます。1回の撮影で約10秒ほどの音楽付きのムービーが撮影できます。
パノラマビデオ
スマホを回転させながら自動でパノラマ撮影をしてくれます。320°の広範囲の動画撮影を楽しむことができます。
縮尺撮影
カメラの水平回転や動画の時間を設定できるタイムラプス撮影機能です。左右は最大0°、90°、120°、180°の4段階撮影時間は最大30分で設定が可能です。撮影間隔は1/15秒毎で固定です。
DollyZoom
ズームの倍率を指定して、広角から望遠、望遠から広角の撮影ができます。撮影時間は5秒、10秒、15秒の3段階。ズームは1〜4倍で設定できます。手持ち撮影で、前か後の移動を加えながら撮影すると面白い映像が撮影できます。
Dynamic
水平と回転の撮影パターンを組み合わせて簡単な動画をその場で作れる撮影機能です。あらかじめ用意された4つの撮影パターンに合わせて撮影。自動で合成するのでパソコンやスマホの編集が不要です。
Lucky
上下移動と水平移動の動画を自動合成する撮影モードです。Dynamicの別パターンの撮影モードです。自動で音楽もつけてくれます。
Hohem iSteady Xを購入するメリットとデメリット
メリット
・付属の三脚を使うとミニ三脚のように使える
デメリット
・クリップが予想以上に硬い