Wi-Fiルーターは、自宅でスマホやパソコンなどの電子機器を無線でインターネットに接続できる通信機器です。通信速度が速いモデルを選ぶと、動画のストリーミング再生やアプリのダウンロードなどが快適です。
今回は、Wi-Fiルーターを選ぶときのポイントとおすすめのアイテムを紹介します。気になる方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
Wi-Fiルーターの選び方
ここでは、Wi-Fiルーターを選ぶ際にチェックして欲しいポイントを絞って紹介します。最近のWi-Fiルーターは機能が豊富で迷ってしまいそうな方は、ここで紹介するポイントをチェックすると失敗を減らせると思います。
通信規格
Wi-Fiの通信速度は、パッケージや商品の詳細に記載されている通信規格をチェックしましょう。Wi-Fiの通信規格は「Wi-Fi 6」のように表示しています。末尾の数字が大きなモデルほど新しく通信速度が速いWi-Fiルーターです。下位互換があるため、Wi-Fi 6対応モデルがあればWi-Fi 5対応モデルとの通信もできます。
通信速度は、Wi-Fi6なら最大で9.6Gbps、Wi-Fi5(11ac)で最大6.9Gbps、Wi-Fi4(11n)で最大600Mbpsの通信が可能。最高速度が早い規格に対応した製品の組み合わせで使用することで、動画や音楽のストリーミング再生、ネットサーフィン、オンラインゲームの環境を快適にすることができます。
IPv6(IPoE)対応
IPv6とはインターネットに接続しているPCやスマホなどのデバイスの通信方法を定めた規格の一つです。従来はIPv4を使用していましたが、IPアドレスが足りなくなるので新たに注目されているのがIPv6です。IPアドレスの数が増えて、昼間や夜間など通信が集中しやすい時間に速度低下がしにくく快適です。
なお、実際にIPv6の通信をするには、プロバイダーやコンテンツの配信者が対応してる事が必要。契約内容やオプションで利用できるか確認しましょう。
メッシュWi-Fi
自宅のWi-Fi通信エリアを広げたい時に便利なのが「メッシュWi-Fi」です。従来の中継機で拡張するとエリアごとに接続先の「SSID」を切り替える必要があります。メッシュWi-Fiは、最寄りの親機と子機を自動で切り替えてくれるので、常に良好な電波を受信できます。
設置の目安は3LDK以上の間取りにおすすめ。筆者としては、親機との間に壁が2枚以上ある場合や、電波を吸収しやすい土壁、電波を通しにくい鉄筋の住宅などは導入を検討しても良いと考えます。
Wi-Fiルーターのおすすめモデル
BUFFALO WSR-2533DHP3
最高1733Mbpsの通信速度に対応したWi-Fiルーターです。4本の内蔵アンテナを最適に配置する事で、通信するデバイスの向きに関係なく快適な通信が可能。ソファーやベッドでリラックスしながらインターネットを楽しみたい方におすすめです。
MU-MIMOは最大4台まで通信ができ、ビームフォーミングを使用して、離れた部屋まで電波を届けることができます。一人暮らしから家族がいる家庭までさまざまなシーンに合わせて使える1台です。
BUFFALO WSR-1166DHP4
インターネット回線が混雑していても影響が少ない「IPv6」に対応しています。通信規格はWi-Fi5に対応し、最大866Mbpsのインターネット通信が可能。低価格で購入できるWi-Fiルーターが欲しい方におすすめです。
通信速度が早い5GHz帯の周波数と2.4GHzの周波数が使える「デュアルバンド」に対応しています。デバイスによって使用する周波数を使い分けて通信の混雑を減らすことが可能です。
BUFFALO AirStation connect WTR-M2133HS
2つの5GHz帯の周波数と2.4GHz帯の周波数を使い分けられる「トライバンド」対応Wi-Fiルーター。向きを調整できる中央のアンテナに送信出力が高い「W56」の通信を割り当てており、大容量の4K動画も快適に視聴できます。
BAFFALO独自のメッシュWi-Fiネットワークに対応。中継機は最大9台まで追加する事でさまざまな間取りで最適な通信環境を構築できます。
BUFFALO WMR-433W2
旅行に便利なコンパクトタイプのWi-Fiルーターです。滞在先のホテルの有線LANとつないで簡単にWi-Fiネットワークを構築可能。USB給電に対応しており、USB対応のACアダプターやパソコンから給電できます。
重さは約19g、サイズは幅45×高さ45×奥行15mmと小さく、カバンに入れてもかさばりにくく負担も少ないのが特徴。出張が多いビジネスマンにおすすめです。
BUFFALO WXR-2533DHP2
4本の外部アンテナの向きを変えて電波の指向性を自由に調整できます。2階建て以上の一軒家や横に広いマンションなど、電波が届きにくい住宅におすすめの1台です。
USB3.0ポートに外付けHDDを接続してNASとして使用可能。家族と写真や書類などのデータを簡単に共有することができます。
BUFFALO AirStation connect WTR-M2133HS/E2S
メッシュWi-Fiに対応したWi-Fiルーターの親機と中継機2台のセットモデル。自宅内に中継機を最適に配置する事で、3階建の一軒家でも快適な通信が可能です。
通信の混雑状況によって余裕のあるバンドを使用する「バンドステアリング」や、通信内容に合わせて優先順位を設定できる「アドバンスドQoS」など快適な通信機能を採用しています。
TP-Link Archer AX50
コスパの良さで人気のTP-Link製Wi-Fi6対応モデル。内部の処理速度が早い「Intel Home Wi-Fiチップ」を採用し、高速で信頼性の高い通信を実現しています。
束ねた電波を遠くのデバイスまで届ける「ビームフォーミング」、通信中のデバイスの電池消費を減らす「TWT(ターゲット・ウェイク・タイム)」など機能が豊富。1万円台で快適なWi-Fiルーターが欲しい方におすすめです。
tashios.hatenablog.com
TP-Link Archer AX11000
8本の外部アンテナとトライバンドを採用しているハイスペックモデル。オンラインゲームの通信を最適化する「ゲームアクセラレーター」で、FPSやTPSの動きの激しいアクションゲームも快適にプレイできます。
1.8GHzのクアッドコアCPUや合計12ストリームなど安定性と高速通信を両立。有線無線を問わず、高速通信が可能な1台です。
TP-LInk Deco M9 Plus
IoT家電と連動できるスマートホームハブ機能を搭載したWi-Fiルーターです。音声アシスト機能は「amazon alexa」を採用。照明やコンセントなどと連動させて、離れた場所からスマホや音声で操作できます。
3台の機器と同時に通信できるトライバンドで、ルーター間で通信を行っても2バンド余裕があります。通信の増加を検知すると通信するバンドを切り替えて最適な通信環境にしてくれます。
TP-Link Archer AX10
Wi-Fiルーター内のデータ処理が早いトリプルコアCPUを搭載しています。高画質の動画やビデオチャットも快適。4つのギガビットイーサネットポートで有線接続にも対応できます。
ワイヤレス通信が高速なWi-Fi6に対応していながら、価格は1万円以下という低価格を実現した、コスパの良いWiFiルーターです。
TP-Link Archer C4000
Wi-Fiの電波を広範囲に届ける「レンジブースト」搭載モデル。合計4000Mbpsの通信速度を誇るトライバンド対応で、レスポンスの良いネット環境を構築できます。
従来機と比べて25%通信速度が向上した「NitroQAM(1024QAM)」を採用し、通信の効率と安定性を確保しています。アンチウイルス機能でセキュリティ性にも優れたモデルです。
縦置き、横置き、壁掛けの3パターンの設置ができるWiFiルーターです。回線の混雑による影響を受けにくい「IPv6(IPoE)」に対応しています。
本製品は、縦置き、横置き、壁掛けの3パターンの設置ができるため、棚のスペースや台の隙間などデッドスペースを有効活用できます。
エレコム独自のメッシュWi-Fi機能を搭載したWi-Fiルーターと中継機のセットモデル。出荷時点で親機と中継機のペアリングが済んでおり、開封したらすぐにデバイスの接続設定が可能です。
中継機に有線LANポートを備えており、Wi-Fi非対応のテレビやレコーダーを有線LAN接続でネットワークに追加できます。ボタン一つで設定を引き継げるので買い替えでも安心です。
ASUS GT-AX11000
ASUSのゲーミングブランド「ROG」シリーズのWi-Fiルーター。ゲームのインターネット通信を感知して優先的に処理を行う「GameFirst V」やネットの通信経路を確保してラグを減らす「ゲーマープライベートネットワーク」を採用しています。
VPNを利用している場合でも通信スピードを維持できる「VPN Fnsion」が、接続先を調整してラグが少ない通信を可能にします。
ASUS TUF-AX3000
メッシュWi-Fi機能を搭載したゲーミングWiFiルーターです。160MHzのチャンネル幅があるWi-Fi6の通信ができ、ストレスなくネットサーフィンを楽しめます。
「アダプティブQoS」で設定した通信内容を優先させることが可能。ゲームやファイル転送など重視したい項目の通信を快適にすることができます。
アイ・オー・データ WN-DX1167GREX
Wi-Fi5対応の親機と中継機のセットモデルです。メッシュWi-Fi対応で3LDK以上の間取りで使いたい方におすすめ。中継機はコンセントに直差しできるので、かさばりにくいのが嬉しいポイントです。
家の中を移動すると自動で最適なアクセスポイントと通信するため、常に良好な電波でインターネットを利用できます。
アイ・オー・データ WN-CS300FR
SIMカードを挿入してどこでもWi-Fiネットワークを構築できるSIMフリーWiFiルーターです。docomo、au、ソフトバンクの大手キャリアのバンドに対応。800MHz帯のプラチナバンドに対応しているので、モバイルでも良好な通信ができます。
有線LANポートを搭載しているので、自宅やホテルのLAN環境をWi-Fi環境にすることができます。
アイ・オー・データ WN-TX4266GR
最大8台のデバイスと同時通信ができるWi-Fiルーター。5GHz帯と2.4GHz帯でそれぞれ4台ずつ通信ができるため、家族が多い方におすすめです。「IPv6ブースト」で従来のIPv6と比べて最大約4.19倍の速度を向上しています。
インターフェースは本体の底面に集約しているため、見た目をすっきりさせられます。360°に電波を飛ばせるように最適化されたアンテナを採用した「360コネクト」で、安定した通信が可能です。
LYNKSYS VELOP WHW0302-JP
シンプルな外観でインテリアに馴染みやすいWi-Fiルーターです。回線の混雑状況をデバイスに合わせて自動で判断し、混雑が少ないチャネルに自動選択してくれます。
本製品のセットアップは「Linnksys」アプリから設定可能。ペアレンタルコントロールやゲストネットワークなどの設定も簡単に行えます。
NEC Aterm PA-WX6000HP
最大12ストリームの同時通信ができる、大人数向けのモデルです。Wi-Fi6規格に対応しており、1通信で複数のデバイスに通信できる「OFDMAOFDMA(直交周波数分割多元接続)」で効率よく通信ができます。
離れた部屋まで良好な電波を届けるNEC独自の「ハイパワーシステム」を採用。3階建のように広い住宅に設置したい方におすすめです。
ネットギア RAX40-100JPS
デュアルコアCPUが内部処理を効率よく行うWiFiルーターです。通信量が多い4K映像のストリーミング再生も中断しにくく快適に楽しめます。
USB3.0ポートをを搭載しており、外付けHDDをNASとして使ったり、プリンターをネットワーク内で共有することが可能。一人暮らしから家庭まで使える便利なモデルです。
google Google Nest Wifi GA00822-JP
googleアシスタント機能を搭載した拡張ポイントのセットモデル。ネットワーク内のIoTデバイスを声を使ってハンズフリーで操作したり、スマホの Google Homeアプリから設定が可能です。
拡張ポイントは、自宅の広さに合わせて追加することができ、親機1台と子機1台の組み合わせで最大約210平方メートルの範囲をカバーすることができます。